IMAGICA GROUP、2021年1Q決算は売上2割減で赤字益が前年の倍以上に
株式会社IMAGICA GROUPは、2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :168億5500万円(前年同期比 22.5%減)
営業利益 :マイナス18億6800万円(前年 マイナス6億81000万円)
経常利益 :マイナス19億4200万円( 同 マイナス8億4100万円)
四半期純利益 :マイナス12億1300万円( 同 5億8600万円)
映像コンテンツ事業については、劇場公開作品の上映が延期となったことで、売上計上の期ズレが複数発生。TVCMの撮影業務や音楽ライブ等の収録も複数中止・延期となるなど、事業全体が影響を受け、事業売上高は29億3200万円(前年同四半期比62.6%減)、営業損失は4億6900万円(前年同四半期は営業損失3100万円)と減収減益だった。
映像制作サービス事業も、TV番組向けポストプロダクションサービスの受注が継続的に獲得できた一方で、劇場映画作品やTVCM向けポストプロダクションサービス、デジタルシネマサービス、撮影・配信、アーカイブサービス等の受注が減少した。人材サービス分野においては、派遣社員の在宅勤務移行が進んだこと等により、人材派遣では前期並みの売上を維持。一方で人材紹介では企業の採用活動の自粛等により紹介数が伸び悩み、事業セグメント全体では、売上高は105億7800万円(前年同四半期比4.3%減)、営業損失は13億6900万円(前年同四半期は営業損失7億8600万円)と、減収減益だった。
映像システム事業は、モバイルデータ通信の国内需要拡大によって売上が堅調に推移、また台湾・中国向け映像・画像処理LSIの販売は順調に推移するなどし、売上高は35億2200万円(前年同四半期比11.7%増)、営業利益は5500万円(前年同四半期比65.5%減)と増収減益だった。