カカクコム、2021年1Q決算は利益が前年比3分の1に 価格.comは増収・食べログは減収

株式会社カカクコムは、2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上収益  :95億0200万円(前年同期比 33.2%減)
営業利益  :22億0900万円( 同 65.7%減)
税引前利益 :21億5600万円( 同 66.0%減)
四半期利益 :13億4900万円( 同 68.8%減)

新型コロナウイルスの感染拡大にともない市場動向が変化し、在宅勤務や巣ごもりによる需要に加えてEC利用者が増加したことにより価格.com事業は増収となった、一方で、休業要請や外出自粛などにより食べログ事業および新興メディア・ソリューション事業の一部が減収となったことで、売上収益は前年同期比33.2%減となった。
利益面では、売上収益が減少した一方で人件費および家賃が増加し営業利益が減少。さらに持分法による投資損失を計上したことで、税引前利益・四半期利益も前年の3分の1まで落ち込んだ
事業別では、価格.comのショッピング事業の売上収益は28億5900万円(前年同期27.9%増)、サービス事業の売上収益は22億5300万円(前年同期比5.1%減)、広告事業の売上収益は8億4600万円(前年同期比14.5%減)だった。
一方、食べログの飲食店販促事業の売上収益は10億3700万円(前年同期比80.0%減)、ユーザー会員事業の売上収益は4億3900万円(前年同期比29.6%減)、広告事業の売上収益は2億5900万円(前年同期比47.8%減)となった。