トッパン・フォームズ、2021年1Q決算は減収減益 タイの政府系IDカード案件の期ずれや新型コロナが影響

トッパン・フォームズ株式会社は、2021年3月期第1四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年6月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :530億3000万円(前年同期比 5.1%減)
営業利益   :17億4400万円( 同 14.8%減)
経常利益   :18億2500万円( 同 17.7%減)
四半期純利益 :10億1300万円( 同 10.8%減)

ビジネスフォーム(BF)の生産効率の向上と、カード製品やICタグ・ラベルなどのIoT関連製品の生産能力増強を目的に、東海エリアを中心とした6拠点を集約した袋井工場を本格稼働。業界横断型の共通手続きプラットフォーム「AIRPOST(エアポスト)」のサービス提供を開始するなど、新規領域への取り組みも推進した。
これらの結果、ペイメントサービスの拡大や情報機器における小売・通販業界の需要取り込み、経済対策関連のデータ・プリント・サービス(DPS)、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)の拡販などが進んだ。
一方、ビジネスフォームの改元需要の反動減、IoT・カード関連やサプライ品の縮小、タイの政府系IDカード案件の期ずれ、そして新型コロナの影響もあり、減収減益となった。