LINE、2020年2Q決算は広告関連が好調で増収 赤字幅も減少
LINE株式会社は、2020年12月期第2四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年6月30日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上収益 :1173億4600万円(前年同期比 5.9%増)
営業利益 :マイナス139億5000万円(前年 マイナス218億1600万円)
税引前利益 :マイナス236億0800万円( 同 マイナス280億2900万円)
四半期利益 :マイナス245億2200万円( 同 マイナス266億1900万円)
コア事業の売上収益は505億円で、営業利益率は20.0%。LINEマンガにおいて、7周年記念イベントを実施するなど積極的なマーケティング施策を行ったことで広告宣伝費が増加したが、営業利益率は前年同期比で2.3ポイント増となっている。
広告全体の売上収益は319億円で、ディスプレイ広告の売上が164億円を占める。LINE NEWSおよびスマートチャンネルの広告インプレッションの増加が好調な業績の主な要因となった。広告インプレッション数は前年同期比114.0%増加、前四半期比27.7%増加と好調。新型コロナウイルスの影響で、配信広告主数は一時的に減少したが、じょじょに回復基調にある。
アカウント広告の売上は136億円。コロナの影響で「LINE公式アカウント」の利用ニーズが高まり、オンラインでの新規開設数が大幅に増加した。その他の広告の売上は19億円だった。