日本BS放送、2020年3Q決算はコロナ禍で売上減となるが原価抑制などで利益は大幅増
日本BS放送株式会社(BS11)は、2020年8月期第3四半期の連結業績(2019年9月1日~2020年5月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :85億2300万円(前年同期比 7.2%減)
営業利益 :16億7200万円( 同 25.4%増)
経常利益 :16億7700万円( 同 25.7%増)
四半期純利益 :11億4900万円( 同 27.0%増)
2020年4月の番組改編では、視聴世帯数のさらなる増加を目的とし、子供向けアニメ枠を新設したほか、アニメ関連自社制作番組をキングレコードと共同制作。他にも1月よりスタートさせたアジアドラマ枠を3枠に拡大した。従来の人気歌手や人気声優を起用した番組も内容を拡充。特別番組では、ローカル局とのコラボレーション番組『京都夜桜生中継2020~画家たちも愛した日本のこころ~』を京都放送と共同制作した。
一方、2020年4月クールにおいては新型コロナウイルスの感染拡大にともない当初放送を予定していたコンテンツが放送延期になるなど、今後も一定期間影響は出るものと推測されている。これらの結果、売上高は前年同期比7.2%減少となった。
一方、費用面では、番組制作を一部中止し再放送番組等へ差し替えたことにより、番組関連費用等原価が抑制された他、番組宣伝のための施策としての広告出稿を効率的に実施する等、従来以上にコストコントロールに努めたことが奏功し、大幅な利益増となっている。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は8,523,078千円()となりました。営
業利益は1,672,811千円(前年同期比25.4%増加)、経常利益は1,677,601千円(前年同期比25.7%増加)、親
会社株主に帰属する四半期純利益は1,149,769千円(前年同期比27.0%増加)となった。