マクロミル、新型コロナの悪影響が大きくのしかかり減収減益に 2020年3Q決算
株式会社マクロミルは、2020年6月期第3四半期の連結業績(2019年7月1日~2020年3月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上収益 :335億5200万円(前年同期比 2.0%減)
営業利益 :60億4900万円( 同 11.4%減)
税引前利益 :57億9800万円( 同 10.6%減)
四半期利益 :39億3500万円( 同 14.7%減)
日本事業は、第1四半期に大口顧客を中心にマーケティング・リサーチへの支出を抑制・削減する動きがあり減収となりったが、営業体制の強化、注力領域であるデジタル・マーケティング関連商材の販売に注力し、第2四半期の売上収益は前期並みの水準へと改善した。しかし新型コロナウィルス感染症の拡大による影響があり、第3四半期の売上収益は減収となった。韓国事業においても、影響があったが、第2四半期より公共機関に対する売上収益が増加し、第3四半期には選挙に関連する案件を受注したことにより、現地通貨ベースでは増収を維持した。しかし為替による悪影響が継続し、円貨ベースでは減収が続いている。これらの結果、日本および韓国事業セグメントの当第3四半期連結累計期間における売上収益は266億8000万円(前年同期比2.5%減)、セグメント利益は57億1800万円(同9.0%減)となった。
その他の海外事業セグメントでは、第2四半期まで好調に推移していたが、第3四半期はグローバル企業を中心にマーケティング活動を見直す動きがあり、顧客企業のリサーチ需要が大きく減少。その他の海外事業セグメントの当第3四半期連結累計期間における売上収益は69億7100万円(前年同期比0.5%減)、セグメント利益は3億3100万円(同38.5%減)だった。