新潟放送、情報処理サービス事業が駆け込み需要などで好調 2020年3月期決算は大幅な増益に

株式会社新潟放送は、2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :225億6500万円(前年同期比 8.1%増)
営業利益  :15億4800万円( 同 52.2%増)
経常利益  :15億9400万円( 同 49.1%増)
当期純利益 :7億1200万円( 同 13.5%増)

放送事業においては、ラジオ部門はスポット収入が振るわず、キー局の配分をはじめとしたタイム収入も伸び悩み、前期比6.1%減の7億200万円となった。テレビ部門は、タイム収入が堅調に推移し前年同期比を上回ったものの、収益の柱となるスポット収入が落ち込み、前期比1.0%減の49億5100万円。その他は、他局へのCM取り次ぎ業務がなくなったことで大幅に落ち込み、前期比26.5%減の7億500万円に留まった。一方で営業費用の抑制に努めた結果、事業売上高は63億5900万円(前期比5.2%減)、営業利益では4億9300万円(前期比15.8%増)と利益を確保した。
情報処理サービス事業においては、消費増税前の駆け込み需要に加え、システム開発収入も順調に推移。Windows 7のサポート終了にともなう機器更新などで、サーバやパソコンなど機器販売も好調だったため、事業売上高は154億9500万円(前期比15.8%増)、営業利益は10億2900万円(前期比80.5%増)と大幅な利益増となった。
建物サービスその他事業においては、営業部門はSNS広告等の受注で増収だったが、施設管理部門が商業施設のテナント内装監理などが受注できず減収となり、事業売上高は13億5200万円(前期比5.5%減)、営業利益は2700万円(前期比33.9%増)となった。