中広、フリーマガジン広告の受注減などにより赤字化 2020年3月期決算

株式会社中広は、2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の業績を発表した。

【経営成績】
売上高   :69億3600万円(前年比 2.8%減)
営業利益  :マイナス5400万円(前年 6700万円)
経常利益  :マイナス2200万円( 同 7200万円)
当期純利益 :マイナス1900万円( 同 2億6500万円)

メディア広告事業において三重支社、滋賀支社、鳥取エリアおよび北海道エリアの広告受注および群馬、名古屋、関西等のセールスプロモーション広告受注が前年同期を上回ったものの、一部エリアでのフリーマガジン広告およびセールスプロモーション広告の受注減少などにより、売上高は前年比で2.8%減となった。
第3四半期において営業利益の黒字化を果たし、第4四半期においても前年同期を上回る利益を計上するなど、通期決算の黒字化を見込める業績推移となったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、3月売上が見込みを大きく下回った結果、通期においての黒字化は未達となった。また印刷用紙価格の高騰など原価上昇要因が上回ったこと、およびセールスプロモーションの原価率が上昇したこと等により、赤字を計上した。