LINE、広告事業の好調などにより増収で赤字改善 2020年1Q決算
LINE株式会社は、2020年12月期第1四半期の連結業績(2020年1月1日~2020年3月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上収益 :589億6800万円(前年同期比 6.6%増)
営業利益 :マイナス43億5600万円(前年 マイナス78億9200万円)
税引前利益 :マイナス100億8200万円( 同 マイナス112億7000万円)
四半純利益 :マイナス105億7400万円( 同 マイナス107億1800万円)
当四半期のコア事業の売上収益は519億円と増加。コア事業の営業利益率は23.1%だった。計画していた投資を実行しなかったため、想定を上回る利益率となった。
広告全体の売上収益は330億円。そのうちディスプレイ広告の売上は154億円と上昇した。LINE NEWSおよびスマートチャンネルの広告インプレッションの増加が好調な業績の主要因と見られる。なお当四半期の広告インプレッション数は前年同期比140.1%増加、前四半期比15.7%増加だった。スマートチャンネルの動画フォーマットとなる「Talk Head View」の需要は3月が特に好調で、ゲームや飲料、教育、自動車、金融等幅広い顧客に利用されたという。なお、アカウント広告の売上は157億円だった。