サイバーエージェント、メディア事業の損失をゲーム事業・ネット広告事業がカバーし増収増益に 2020年2Q決算
株式会社サイバーエージェントは、2020年9月期第2四半期の連結業績(2019年10月1日~2020年3月31日)を発表した。
【連結経営成績(累計)】
売上高 :2448億5300万円(前年同期比 7.3%増)
営業利益 :202億3100万円( 同 45.0%増)
経常利益 :202億3400万円( 同 47.4%増)
四半期純利益 :47億6000万円( 同 337.9%増)
「ABEMA」「Ameba」「タップル誕生」等が属するメディア事業は、「ABEMA」への投資をしつつ売上を伸ばし、事業売上高は260億4300万円(前年同期比12.9%増)、営業損益は92億8800万円の損失計上(前年同期間90億3600万円の損失計上)だった。
株式会社Cygames、株式会社CraftEgg、株式会社サムザップ等が属するゲーム事業は、主力タイトルの周年記念と新規タイトルが奏功し、事業売上高は801億0300万円(前年同期比5.0%増)、営業損益は155億6000万円の利益計上(前年同期比45.9%増)だった。
インターネット広告事業本部、株式会社CyberZ等が属するインターネット広告事業は、新規開拓した広告主を伸ばす戦略が奏功し、事業売上高は1401億1000万円(前年同期比8.7%増)、営業損益は123億8900万円の利益計上(前年同期比28.1%増)だった。
コーポレートベンチャーキャピタル、株式会社サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属する投資育成事業は、事業売上高は33億8000万円(前年同期比32.8%減)、営業損益は27億3500万円の利益計上(前年同期比32.5%減)だった。
その他事業の売上高は96億1100万円(前年同期比2.9%増)、営業損益は7億5500万円の利益計上(前年同期比252.2%増)だった。
以上を合わせ、メディア事業の損失をゲーム事業やネット広告事業がカバーする形となったが、全体では増収増益となっている。