トライステージ、Web事業は順調ながら関係各社の状況悪化で売上減 2020年2月期決算

株式会社トライステージは、2020年2月期(2019年3月1日~2020年2月29日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績】
売上高    :504億4000万円(前年同期比 6.3%減)
営業利益   :6億2800万円( 同 22.4%減)
経常利益   :4億0400万円( 同 48.5%増)
四半期純利益 :1億8200万円(前年 マイナス9億9200万円)

前連結会計年度に発生した減損損失等への反省を踏まえ、当期はテレビ事業、Web事業、DM事業およびダイレクトデータマーケティング基盤構築を集中領域と定め、経営資源を集中させた。一方、海外事業、通販事業、およびその他の事業については、今後の収益性やグループシナジーを判断軸に見極めを行った。
集中領域については、Web事業の売上高が順調に増加し、ダイレクトデータマーケティング基盤構築はTri-DDMとしてサービス開始に至った。海外事業については連結子会社JML SingaporePte.Ltd.の株式譲渡を実施、通販事業については連結子会社の株式会社日本ヘルスケアアドバイザーズの事業譲渡、会社清算を実施した。
連結子会社メールカスタマーセンター株式会社においてクライアント1社の資金繰りが急速に悪化し売上債権に
回収懸念が生じたため、販売費および一般管理費に貸倒引当金繰入額1億9378万円を計上。また、これにともない一般債権に対する貸倒実績率が増加したため、合計で2億5754万円の貸倒引当金繰入額を計上した。そのほか持分法適用関連会社であるTV Direct Public Company Limitedの株式下落にともない、同社に係るのれん相当額の一時償却1億4879万円を投資損失に含めて営業外費用に計上。またJML社の株式譲渡の際に、関係会社整理損1億7235万円を特別損失に計上した。