その広告、本当に効いている?「売り」につながる「広告効果測定」「ROI分析」とは
広告効果測定の専門機関として25年目を迎える株式会社テムズ。
広告主でも広告代理店でもない「第三者機関」として、客観的な視点だからこそできる「次の打ち手につながる広告効果測定」の考え方と手法を紹介します。
本コラムを担当する株式会社テムズ代表取締役鷹野義昭氏の1000素材を超えるCMキャンペーン分析の知見とノウハウは、広告の費用対効果の「見える化」にお悩みの担当者にとって必見の内容です。
ご挨拶
「広告効果が低いのでTVCMをやめましょう」
そんな言葉が言えずに過ごした広告代理店在籍時代。
「広告主となる企業に対し、本当に必要なことを言いたい」
そんな思いから、広告媒体を商品としないマーケティング会社(株)テムズを設立し、四半世紀を迎えようとしています。
この約25年の間に、インターネットの台頭やメディアの多様化、商品の細分化など、広告メディアのあり方は大きく変わりました。その潮流を体感しながら、手掛けたTVCMキャンペーンは1000件以上。
そのひとつひとつに送り手側の多くの方々の思いが込められていました。
が、悲しいことに、受け手にとって思いが伝わった広告が全てではありません。
「なぜか?」
その失敗のほとんどは、自己満足であったり、企業の都合の押しつけであったりと、受け手の気持ちに立っていないものばかりでした。
「受け手に対し聞く耳を持つ」
あたり前のようですが、なかなか客観的かつ真摯に実行できない企業がいまだに見受けられます。
受け手からの評価や広告の改善点、広告効果の多寡など、「聞く耳を持つ」ことの第一歩が、しっかりとした広告効果測定の実施だと考えています。
今回ご紹介する広告効果測定のノウハウが、「送り手と受け手のコミュニケーションの絆」を強くすることのツールとして少しでも読者のお役に立てましたら幸いと思っています。
バックグラウンド
株式会社 テムズ
代表取締役
http://www.tems.ne.jp/index.html
日本広告学会正会員
1963年 長野県小諸市生まれ。
1987年 国立大学法人)電気通信大学・経営工学科卒業。マーケティング・経営学・統計を学ぶ。
同年 広告代理店 株式会社アイアンドエス(現I&S/BBDO)入社。
ストラテジックマーケティングプランナーとして、各種クライアントのTVCMなどコミュニケーションにおけるマーケティング戦略を策定。また新規事業部「情報センター」の立ち上げに参画し、設立計画と運営展開を担当する。
1990年 現在の株式会社テムズの前身となる有限会社タカノエポックマーケティングシステムズを設立。
大手化粧品会社におけるTVCMを中心とした広告計画メソッド策定、広告効果システム開発などを提案・構築。その他にも大手出版・食品・製薬会社のコミュニケーションマーケティングを中心とした戦略策定を行う。
1995年 株式会社テムズ設立。
資本を含めた独立形態をとるマーケティング会社として、各企業のコミュニケーション戦略の深部をサポート。
また、自社内において、マーケティングリサーチ機能を持ち、データに基づいたマーケティングプラン策定ならびにコンサルティングを行っている。
大手食品メーカーのTVCMをはじめとした広告戦略・新商品開発、大手通信会社のブランド戦略、大手百貨店における媒体総合分析・ブランドコントロールなど、マーケティング分野における活動は幅広い領域で多岐に渡る。
主な実績(講演、受賞、著書など)
著書:
「CM好感度No1.だけどモノが売れない謎」
~明日からテレビCMがもっと面白くなるマーケティング入門~ ビジネス社刊
執筆:
雑誌「宣伝会議」などへ多数。
コラム:
「甘口・辛口・マーケティング問答」
http://tems-marketing-blog.ldblog.jp/
「CM Marketing eye」
セミナー実績:
・日本マーケティング研究協会/リサーチセミナー、新商品開発セミナー
・宣伝会議/広告セミナー
・三省堂書店神保町本店/TVCMマーケティングセミナー
・東京大学大学院 学際情報学府、中央大学経営情報学部、フェリス女学院大学国際情報学部、
成蹊大学経営学部などで大学講義
・明治大学経営学部グローバルマーケティング研究会/投資としての広告戦略セミナー
・地方自治体・商工会議所におけるセミナー
・各企業セミナー/担当者に向けた広告マーケティング実践セミナー など多数実施
主催セミナー:
新マーケティングコミュニケーション研究会