ネット広告業界の歯車で終わらないために!
あなたは新卒の時の夢をまだ忘れずにもっていますか?
システムの運用に日々飲まれていませんか?
高すぎる目標に心折られていませんか?
多くのひとが仕組みに飲まれず、少しでも仕事作りだして楽しんでもらいたいなぁ。そんな思いで業界の中をあがく新米社長の世間話。
第2回:目標に向かって歩き出したい方へ失敗しても死にはしない。失敗を怖れないための5つのヒント
ファインドスター広告ニュースで唯一“読み物”をやっています(笑)「株式会社はこ」の亀谷です。
前回の記事 第1回:私が「売れるネット広告社」を退職した理由って? に、ソーシャルなどを通じていろいろなご意見ありがとうございました。おかげさまで無事2回目を書かせてもらえることになりました!
引き続き、通販業界のノウハウ的な部分は、私よりも優れたノウハウをもっている方々にお任せしつつ、現場的な“精神論”を書いていこうと思います。
鬼のように働いて、いつかは下剋上を目指したい方の息抜きにでも使ってもらえれば幸いです。
失敗しても死にはしない。初めてやることは100%失敗すると考えよう!
私は、目標を考えたらどんどん口にして、とりあえず実行してみるタイプです。
□宣言して、失敗して周りから批判されるのが怖い。
□失敗することで何かを失ったらどうしよう。
こんな理由で目標を宣言することから逃げているひとがいると思います。
そんなひとは安心してください。失敗はして終わりなんて仕事は世の中ほとんどありません。
誰でも仕事の大小かかわらず初めてやったことは100%失敗します。
経験上どんなに細かくプランニングしたとしてもなんらかの想定外の事故がおきます。いきなり上手くなんていくことはほぼありません。だってやったことないんですもん。やらないとわからないことが世の中には多数あるのです。
目標達成の肝は、この「やらないとわからなかった失敗要因」に出会いどう解決するかにあります。
この失敗要因はやったことのあるひとにしかわかりません。外からは見えないものです。ノウハウ本を何冊も読んで、どんなに勉強しても絶対に出会えないのです。ただ、この失敗に出会えさえすれば、本当に乗り越えるべきハードルが見え、目標達成へ向けて大前進します。
そのために、まずは一番簡単な「目標を宣言する」ことでスタートを切ってみる。
何事もはじめの一歩を踏み出すことが大切です。これはどんな小さなことでも構いません。動くのと動かないのでは天と地ほどの差があります。
まずは誰でも簡単にできる「目標」を宣言してみましょう。繰り返しますが、前の章で書いたように何事もはじめから100%は上手くいきません。失敗上等!失敗しても頑張るぞくらいの失敗織り込み済みで目標を言葉にして世に宣言しましょう。それだけで目標は前に進みはじめます。
人間というのは面白いもので、言葉にすると世界が変わります。はじめは曖昧な目標も、口に出すことで頭の中でより具体化されていきます。紙に書いたり、企画書にしたりすれば、より鮮明にイメージが湧いてきて次のアクションが起こせるようになります。目標は具体化していくと、何故かその目標に関係するひとが周りに寄ってきます。不思議なのですが、何故か寄ってきます。そしてどんどんイメージが前へ前へと進んでいくのです。
それでもやはり周りから何か言われるのが怖い。。。と思う方には、失敗する時期の処方箋をお渡ししておきます。
「うるさいよ。馬鹿。じゃ、お前はできるのかよ。」
と心の中で唱えるだけで十分です。あ、口に出しても良いことは何もないので、あくまで心に処方してください。大概周りでがやがや言っているひとは口だけ野郎です。本気でやっていれば、失敗しても協力してくれるひとたちが一部は存在しますので、無視してください。
注意点としては、すさんでくると協力してくれようとしているひとたちの言葉も聞けなくなったりしますので、そこには気をつけてくださいね(笑)
私の失敗だらけの海外経験。
ただ最終的に英語も中国語も話せなくても仕事ができるようになった。
せっかくなので、自分の失敗自慢でもしておきます(笑)
私は28歳のとき、キャリア的に「これからは海外だ!」と言って転職したことがあります(笑)
ひとりで海外旅行行ったことも、外国語もしゃべれない若僧が「これからはアジアですよ!アジア攻めましょう!」と言ってよく採用してもらえたものだと思います。
会社にノウハウも外国に取引先もない中で、一生懸命勉強して本で得た知識をベースに、こんなこと海外でやったらいいんじゃないですか?と言って新規営業をし、取れてから、さてどうやったらこのプランは実現できるのかなと考える。そんな毎日でした。
はじめはやはり実務経験もなく知識も浅いので提案も刺さりません。それでも、中国の仕事がしたいんです。とか、海外の仕事がしたいんです。と言って歩き回っていると、そんな感じの人たちが周りに増えて、次第に日本国内にいるひとよりは海外に詳しいひとになり、案件が取れるようになってきました。ただ、なにぶん言葉もしゃべれないので、知り合ったひとと仕事をしてみるの繰り返し。誰が信用できて、何を信用したらいいのかもわかりません。
そんな状況で仕事をやっていると、予想外の失敗がたくさんおきます。
「進行が遅れていた中国のシステム開発のプロジェクトで、中国は国慶節だからと言ってエンジニアがみんな休み、さらに進行遅れて日本で引き取る」とか「お客さんと中国入りしているにもかかわわらず、北京で建国60周年の記念パレードの練習をするから、今日は町は封鎖だよ。と言われてイベント潰す」とか「タイのイベント実施3日前に、タイのひとからあんたのイベントのツールのタイ語おかしいよ。と言われてタイで全部やりなおす」とか、壮絶、悲惨な事故を何度も起こして何度も戦ってきました。
今、書きだすと本当にひどいものばかりですが、動きだしてしまえば、どんなに事故っても責任を負って対応するしかありません。利益が出ないとか、赤が出るとか関係なく、仕事が始まってしまえば最終的にはちゃんとやり遂げなければならないわけです。なんとかしなきゃと考えて、なんとか働く。この繰り返しが今となっては本当にかけがえのない経験になったなぁと思っています。
でも、そんなどたばた劇を繰り返しても、3年続けると上海でひとりで仕事していたのですから、面白いものです。
このフェーズってどんなことでも起きるんです。絶対にどんなひとでも初めてやることは存在していて、みんな大なり小なり乗り越えなければいけないハードルであることは理解しておくとよいかと思います。
失敗を重ねるとひとは失敗する怖さに慣れていく。大き目の失敗を早めにしよう!
とはいえ、分かっていても失敗するのって怖いですよね。私も嫌ですし、怖いです。
ただ、失敗の怖さってだんだん慣れていくんです。ジェットコースターやバンジージャンプのような絶叫系アトラクションと似たところがあります。やる前は、いろんな想像を膨らませて怖くて怖くて仕方なかったりしても、一回やってしまうともう一回やってもいいなぁとか、もうちょっと高いやつもいけるかなぁ。なんて余裕が出てきます。失敗もこれと同じで慣れていきます。あの失敗よりは大変なことにはならないだろう。これは大きな心理的アドバンテージです。
よく先輩とかが若い子に若いうちに失敗をしておくべきだ!と言うのもここに理由があります。
若いうちは自分で思っているよりもどうにもならなくて死んでしまうような失敗はできません。むしろ、そんな失敗ができるのもひとつの才能です。その自分にとっては大きい問題でも周りから見たら小さな問題のうちに失敗は重ねておくべきです。まだ周りも期待値で、若いからといって失敗を大目に見て、挽回を期待してもらえる可能性もあります。
ここで新しいことにトライし、乗り越えるサイクルを何度かやっておくと、程よく失敗の恐怖に麻痺した状態で先に進めることができます。年をとってしまうと、家族ができたり、部下ができたり、失敗の責任範囲が自分だけではなくなってしまうので、できるだけ自分ひとりで責任が負えるうちに動いておくことが重要です。
まとめ:新しい目標を達成するために失敗の恐怖と付き合う5つのヒント
最後に、私の中で失敗の恐怖と付き合う5つのヒントをまとめておきます。
新しい目標を達成するために失敗の恐怖と付き合う5つのヒント。
・誰でも新しいことをやれば100%何らかの失敗をする。
⇒自分だけじゃない。
・大きく失敗するのは難しい。
⇒大きく失敗できるのも才能。
・失敗しても死にはしない。
⇒自分で乗り越えるだけ。
・失敗の恐怖も繰り返せば慣れていく。
⇒次の失敗が怖くなくなる。
・失敗の先にしか、成功はない。
⇒前に進まなければ手に入らない。
世の中で多くの成功者のひとたちが登場していますが、成功されている方々は、成功する前に壮絶な失敗体験をしています。ひとが踏み込まないところに踏み込んでしまい、ひとが見たこともない未知の失敗を繰り返し、乗り越え、今があるのです。
自分で思っているほど、失敗はその場では評価されません。結局のところは今の評価が大きいのです。時間は進んでいきますので、失敗は後ろに置いていくことができません。是非、怖がらずいろんなことにチャレンジしてみてください!
頑張っていきましょう!