クックパッド、2019年決算 利益8割減で当期利益は赤字に

クックパッド株式会社は、2019年12月期(2019年1月1日~2019年12月31日)の業績を発表した。

【連結経営成績】
売上収益  :117億5300万円(前年同期比 1.0%減)
営業利益  :3億0600万円( 同 81.0%減)
税引前利益 :2億6900万円( 同 81.4%減)
当期利益  :マイナス13億5300万円(前年 1億2000万円)

「クックパッド」の2019年10月~12月の国内平均月間利用者数は前年同期と比較して国内は210万人減少し5,251万人、海外は164万人増加し4,185万人だった。レシピ数は18万品増加し323万品。海外投稿数は139万品増加し352万品となり、国内の投稿レシピ数を超え、大幅に増加を続けている。展開国数は74カ国、言語数は32言語(日本を含む)となっている。
一方、全体の売上収益は、国内レシピサービス広告売上が減少したこと、その他売上における通信キャリアとのレベニューシェア型の売上収益が減少したことで減少。海外の採用活動強化にともなう人件費およびそれに付随する費用と、国内の新規事業に係る費用が増加したこと、のれんの減損損失7億6900万円等を計上したことで、営業利益・税引前当期利益が8割近く減少した。さらに、繰延税金資産の取り崩しによる法人所得税費用の計上に加え、2018年8月に実施したCookpadTV株式会社の第三者割当増資にともない、子会社の損失の一部が非支配持分に帰属することにより、当期利益はマイナス13億5300万円の赤字となった。