トライステージ、売上高減少とJML社の株式譲渡が大きく影響 2020年3Q決算

株式会社トライステージは、2020年2月期第3四半期の業績(2019年3月1日~2019年11月30日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :386億7400万円(前年同期比 5.0%減)
営業利益   :3億5600万円( 同 45.3%減)
経常利益   :3億0000万円( 同 133.4%増)
四半期純利益 :1億7200万円(前年 マイナス11億2800万円)

前連結会計年度に発生した減損損失等への反省を踏まえ、「中期経営計画ローリングプラン2019」をスタートさせ、2019年8月30日付で連結子会社JML Singapore Pte.Ltd.の株式譲渡を実施、2019年9月1日付で株式会社日本ヘルスケアアドバイザーズの通販事業の事業譲渡を実施する等、テレビ事業、Web事業、DM事業およびダイレクトデータマーケティング基盤構築を集中領域と定め経営資源を集中させたが、売上高は前年同期比5.0%減に留まった。
一方で、連結子会社であるメールカスタマーセンター株式会社において回収懸念のある売上債権に対し貸倒引当金繰入額1億9378万円を計上。これにともない、貸倒実績率が上昇したため、一般債権に対する貸倒引当金繰入額も増加した。また、JML社の株式譲渡にともない、連結決算において1億7235万円、個別決算において2億3329万円を関係会社整理損として特別損失に計上した。
この結果、営業利益は前年同期比45.3%減、経常利益は前年同期比133.4%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年のマイナスから黒字に回復した。