電通、インターネット広告が伸張するもオーガニック成長率は伸びず利益大幅減 2019年3Q決算

株式会社電通は、2019年12月期第3四半期(2019年1月1日~2019年9月30日)の業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
収益    :7466億1000万円(前年同期比 3.0%増)
営業利益  :370億5000万円( 同 36.1%減)
税引前利益 :160億9600万円( 同 83.7%減)
四半期利益 :92億6500万円( 同 85.2%減)

国内事業の業務区分別売上高では、インターネット(前年同期比30.0%増)は、株式会社VOYAGE GROUPと株式会社サイバー・コミュニケーションズとの経営統合、株式会社セプテーニ・ホールディングスとの資本業務提携の効果もあり、大幅に伸張した。一方で、テレビ(同3.5%減)、クリエーティブ(同2.4%減)、コンテンツサービス(同8.9%減)などが前年同期を下回り、売上総利益は伸長するもオーガニック成長率や営業利益は減少となった。
海外事業の売上総利益のオーガニック成長率については、ヨーロッパ、中東およびアフリカが0.2%減、米州が2.7%増、アジア太平洋が9.7%減となり、全体では1.0%減とマイナス成長。海外事業の売上総利益は、3981億4100万円で前年同期比0.6%増だったが、調整後営業利益は250億7900万円(同10.5%減)となった。