電通、日本文化の海外発信を支援するプロジェクトチームを始動
株式会社電通は、日本の伝統文化の担い手とさまざまな企業・団体を結びつけ、新しいコミュニケーションやビジネスチャンスを生み出すプロジェクトチーム「JAPAN CULTURE HUB(ジャパン・カルチャー・ハブ)」を立ち上げ、サービスを開始したことを発表した。
日本の伝統文化の担い手の多くは個人や中小企業であるため、単独で新しい取り組みや活動を海外に情報発信・販路拡大することが難しく、文化の継承や保全に課題を抱えている。「JAPAN CULTURE HUB」は、同社が培ってきた海外でのマーケティングやプロモ―ションの知見を生かし、プロジェクトのコンサルテーションから実施までを一気通貫で行い、伝統文化の担い手の抱える課題を支援するという。
活動は「繋げる・伝える・守る」がキーワードで、それぞれの内容は以下の通り。
1.繋げる:「海外及びインバウンド向け共創コンサルティングサービス」
日本の伝統文化を切り口としたコミュニケーションを模索する、国内外の企業・団体・人とその担い手をプロジェクトを通じて同チームが繋げることで、新たな価値の共創を可能にする。
2.伝える:「海外及びインバウンド向け広報および事業開発コンサルティングサービス」
グローバルPRのノウハウ・知見を有するメンバーに加え、海外の有識者を外部アドバイザーとして起用し、両者の持つ“世界視点”で伝統文化の新しいメッセージやビジネスの在り方を開発・提案する。
3.守る:「海外での反応・反響を取り入れた国内向け広報及び事業コンサルティングサービス」
「繋げる」「伝える」事業を通して伝統文化の発展に寄与するだけでなく、世界に発信した情報を日本に“逆輸入”することで、国内においても伝統文化への注目を高め、文化の継承に繋げ、守ることを目指す。