共同印刷、2018年3Q決算も減収減益に

共同印刷株式会社は、2018年3月期第3四半期(2017年4月1日~2017年12月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :706億0000万円(前年同期比 0.6%減)
営業利益  :13億4900万円( 同 46.3%減)
経常利益  :21億0800万円( 同 31.6%減)
四半期純利益:14億8300万円( 同 25.1%減)

出版印刷では、電子書店「ソク読み」の事業拡大に取り組み、コミックの電子配信は堅調に推移したが、定期刊行物および書籍がともに減少したため、売上高は前年同期を下回った。一般商業印刷では、販促支援サービスなどのソリューション提案を推進しカタログやPOPは増加したが、情報誌や販促DM、パンフレット類が減少しこちらも、売上高は前年同期を下回った。
ビジネスフォーム関連では生産性向上に取り組み、自治体や金融機関からの受注は順調に推移したが、マイナンバー関連BPOの受注減、新規案件の受注不足により、売上高は前年同期を下回った。生活・産業資材部門は全体的に好調で、増収増益だった。
これらの結果、改善も見られたが最終的に売上高・営業利益・経常利益のいずれも減少。親会社株主に帰属する四半期純利益は、第2四半期の38.8%減から、25.1%減とやや持ち直した。