ヤーマン、2023年4月期1Q決算は増収減益 中国での販売が好調も原価上昇や先行投資が影響

ヤーマン株式会社は、2023年4月期第1四半期の連結業績(2022年5月1日~2022年7月31日)を発表した。

【連結経営成績】
売上高 :116億8800万円(前年同期比 9.9%増)
営業利益 :17億8400万円( 同 39.1%減)
経常利益 :21億400万円( 同 28.8%減)
四半期純利益 :13億8100万円( 同 31.7%減)

中国における販売が好調を維持し、グループ全体の売上高は116億8800万円で前年同期比9.9%増となった。しかしながら、円安に伴う調達コストの上昇が原価を押し上げたこと、ヘアケア・シェーバーなどの新たなカテゴリに注力した広告宣伝活動や、研究開発、人材の確保・育成などの先行投資を積極的に行ったため、利益面では前年同期比で大きくマイナスとなっている。
セグメント別の業績は、通販部門は地上波テレビ通販が苦戦し、売上高は13億4500万円(前年同期比16.3%減)、セグメント利益は4億8300万円(同 34.9%減)で減収減益だったほか、店販部門も減収減益。直販部門では、EC比率は順調に伸長したものの、効率を重視したことと、リピート商材への先行投資を強めたことから、売上高は26億800万円(同 16.4%減)、セグメント利益は12億4300万円(同 32.7%減)だった。海外部門は中国国内のECが非常に好調で、売上高58億900万円(同 84.5%増)、セグメント利益22億9000万円(同 107.2%増)と大幅な増収増益となっている。