共立印刷、2022年3月期決算は事業構造改革が奏功し大幅な増益に

共立印刷株式会社は、2022年3月期の連結業績(2021年4月1日~2022年3月31日)を発表した。

【連結経営成績】
売上高   :377億9500万円(前年比 2.9%増)
営業利益  :16億5200万円( 同 126.3%増)
経常利益  :15億1600万円( 同 175.0%増)
当期純利益 :8億6500万円(前年 マイナス16億4500万円)

商業印刷については、前第1四半期に大きく減少した折込チラシが回復したほか、通販カタログ類・製品カタログ類の受注量が増加したことなどにより、313億2200万円(1.9%増)になった。出版印刷についても、堅調な受注環境のデジタルコミック関連に加えて、厳しい環境が続いていた旅行関連情報誌の受注が回復し、57億4700万円(0.4%増)となった。
営業利益は、事業構造改革によるコスト削減や生分解性プラスチックフィルムの製造効率向上などが奏功し、126.3%増と大幅な増益となった。さらに産業立地交付金や受取配当金が増加し、経常利益も大きく増加し、親会社株主に帰属する当期純利益が前年の赤字から黒字化した。