CDG、2022年3月期決算は減収減益 流通・小売業業界での減収が響く

株式会社CDGは、2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高 :112億6100万円(前年同期比 3.1%減)
営業利益 :5億100万円( 同 9.1%減)
経常利益 :5億5900万円( 同 8.3%減)
当期純利益:4億3500万円( 同 13.9%減)

飲料・嗜好品業界及び情報・通信業界において、売上が大きく伸長。飲料・嗜好品業界での人気コンテンツライセンスを活用した商品化や、それにSNSやLINEなどのデジタル領域のプロモーションを絡めた長期にわたる大型プロモーション施策の受注、情報・通信業界での、首都圏におけるOOH広告、インフルエンサーによるサンプリング品の街頭配布やポスティングなどを含めた大型案件の受注、またライブ配信サービスにおけるオンラインイベントの企画、グッズ制作、運営の受託業務が好調で、販売高が増加した。一方、流通・小売業業界では前期に好調だったデジタルポイントを活用した施策が不調。新しく書籍物販ビジネス等を開始したものの売上の不足を補うことができず減収となった。
これらの結果全体の業績は、主に飲料・嗜好品業界及び情報・通信業界において売上を伸ばしたものの、流通・小売業業界向けの売上を補うに至らず減収。また、人員の増強やDX推進関連のシステム投資により、販売費及び一般管理費が前年より増加し、営業・経常利益・当期純利益いずれも前年より減少した。