電通グループ、2020年12月期決算は大幅減収で赤字幅拡大 コロナ禍が事業を直撃

株式会社電通グループは、2020年12月期通期の連結業績(2020年1月1日~2020年12月31日)を発表した。

【連結経営成績】
収益    :9392億4300万円(前年同期比 10.4%減)
営業利益  :マイナス1406億2500万円(前年 マイナス33億5800万円)
税引前利益 :マイナス1411億3300万円( 同 マイナス427億6900万円)
当期利益  :マイナス1522億9600万円( 同 マイナス729億500万円)

国内事業の売上高では、マーケティング/プロモーションが前期を5.4%上回ったが、テレビ(同12.5%減)、インターネット(同1.4%減)、クリエーティブ(同15.0%減)などが前期より減少し、売上総利益のオーガニック成長率はマイナス8.4%となり、調整後営業利益は627億4600万円(同13.4%減)となった。
海外事業の売上総利益のオーガニック成長率は、地域別では、ヨーロッパ、中東およびアフリカがマイナス12.4%、米州がマイナス11.3%、アジア太平洋がマイナス18.0%となり、全体ではマイナス13.0%だった。これにより海外事業の売上総利益は、4,863億200万円(前期比13.1%減)となったが、コストコントロールなどで調整後営業利益は665億1800万円(同2.7%減)と減少幅を抑えた。