日本テレビHD、2021年3Q決算は減収減益で苦戦。メディア事業に加え生活・健康事業もコロナで落ち込み

日本テレビホールディングス株式会社は、2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高    :2837億6600万円(前年同期比 10.5%減)
営業利益   :242億3700万円( 同 21.6%減)
経常利益   :287億2600万円( 同 21.3%減)
四半期純利益 :168億1300万円( 同 30.3%減)

メイン事業であるメディア・コンテンツ事業において、地上波テレビ広告収入がスポット収入を中心に大幅な減収となった。また生活・健康関連事業でもコロナ禍により、スポーツクラブの休館や会員数の大幅な減少による施設利用料収入の減収などがあり、売上高は332億8900万円減収の2,837億6600万円となった。
売上原価と販売費および一般管理費を合わせた営業費用は、前年同四半期に比べ266億2700万円(9.3%)減少
の2595億2800万円となり、営業利益・経常利益ともに2割の落ち込みを見せた。さらに、特別利益において投資有価証券売却益を計上したものの、特別損失において生活・健康関連事業に係るのれんを含めた固定資産の減損損失や新型コロナウイルス感染症による損失を計上したことなどから、親会社株主に帰属する四半期純利益は73億2500万円(30.3%減)となった。