LIFULL、2020年9月期通期の業績予想を上方修正 一方で減損損失を計上

株式会社LIFULLは、2020年9月期通期の業績予想(2020年4月20日発表)について、修正数値を発表した。あわせてのれんの減損損失を計上すること、配当方針を変更することも発表した。

【2020年9月期 連結業績予想(2019年10月1日~2020年9月30日)】
売上収益 :353億5100万円(前期実績 307億6000万円)
EBBITDA :40億9000万円( 同 29億6800万円)
営業利益 :20億7700万円( 同 9億7700万円)
当期利益 :6億1000万円( 同 2億6900万円)

5月27日に日本政府より緊急事態宣言の解除が発表され、経済活動が徐々に再開。“新しい働き方”に対応した住環境を求める新たな需要も出ており、HOME’S関連事業を中心に回復基調が続き、国内事業の売上収益が、前回発表の予想を大きく上回る見込みとなった。あわせて、今期実施予定であった投資計画を見直してコスト効率化および削減に取り組んだ結果、利益についても前回発表予想を大幅に上回るという。
ただし海外事業においては、本格的な回復までには時間がかかる見込みであるため、中長期の成長の柱の1つである「グローバルプラットフォームの構築」などの将来計画を保守的に見直した結果、これらにかかるのれんおよび無形固定資産の回収時期にも影響を及ぼすことが予測されるため、16億1900万円の減損損失を計上する。
また配当方針については「非経常的な特殊要因により 親会社の所有者に帰属する当期純利益が大きく変動する場合は、その影響を考慮して配当金額を決定することがある」と明言した。