コロナ禍による「巣ごもり消費」で、テレビ通販が好調 トライステージ調べ

株式会社トライステージは、2020年4月~6月の顧客企業のテレビ通販について、販売データを分析した結果を発表した。コロナ禍の環境下における「巣ごもり消費」により、テレビ通販が好調であることが判明したという。
まずビデオリサーチによる世帯視聴率調査(全局の月別平均世帯視聴率総和・関東・5時~29時)において、過去5年平均との比較では、1月(マイナス1.3%)、2月(マイナス1.0%)に対して3月(プラス1.2%)、4月(プラス5.0%)、5月(プラス3.5%)、6月(プラス1.2%)と、緊急事態宣言およびその前後で、テレビ視聴が増加していた。そして2020年4月~6月のテレビ通販を、2019年のMR(メディア・レーション=販売金額/投下媒体費)平均値と比較すると、多くのカテゴリで2桁以上の伸びを示していたという。
JADMAが毎月実施している調査対象社を限定した通信販売の調査においては、総売上高は前年同月比で4月101.1%、5月107.3%と伸びを示していた。化粧品・健康食品・医薬品・一般食品などのリピート商材は、4月~6月の販売にあきらかな増販効果が見られた。なかでも「健康食品・医薬品」のカテゴリにおいては、2019年3月と比較して、4月のMRは104、5月は116、6月については118と良化していた。単品商材、生活雑貨も良化が見られた。