パルディア、2019年度の店頭キャンペーン実施件数を調査 前年比79.4%

株式会社パルディアは、2019年度に実施された店頭キャンペーン5,765件を対象に、形態別店頭キャンペーンおよびメーカー別店頭キャンペーンの実施件数の調査を実施したことを発表した。同社はキャンペーンの企画・運営/店頭プロモーションの企画などを行うキャンペーン専門会社。
調査の結果、2019年度の店頭キャンペーン実施件数は5,765件で、2018年度の店頭キャンペーン実施件数7,263件と比較して79.4%へと減少したことがわかった。形態別に見た場合、全国・エリアキャンペーンが68.8%、流通タイアップキャンペーンが81.3%、流通実施キャンペーンが81.5%となる。
同社はこの結果について、以下のような3つの要因があると考察している。

・継続して増加傾向にあるLINE・Twitter・InstagramなどのSNSを活用したキャンペーン(プロモーション)により店頭を絡めずSNS上で完結するキャンペーン件数が増加している
・パーソナルなキャンペーン(プロモーション)が注目されている影響により、大衆的・万人向けのナショナルキャンペーン(プロモーション)が減少している
・流通業界の統廃合に加え、店頭オペレーションへの負担軽減を進める事が影響しキャンペーン本数を絞り一極集中的な予算投下を行っている可能性がある

同社はこの考察を踏まえ、今後も店頭を絡めずに実施するSNSキャンペーンの増加により店頭キャンペーンの減少傾向は続くと予想している。
調査の概要は以下の通り。

【調査概要】
調査名:2019年度 形態別店頭キャンペーン実施件数・メーカー別店頭キャンペーン実施件数に関する調査
調査地域:全国
調査期間:2019年(2019年4月1日~2020年3月31日)
調査対象キャンペーン数:5,765件
調査方法:同社が保有するキャンペーンデータベース『キャン索』に保存されたデータを基に集計・分析

※同調査では店頭での購買活動を伴うキャンペーンを集計対象とし、Web・SNS上で完結するキャンペーンは集計対象外