日本写真印刷、2017年3月期決算発表 事業領域の拡大も先行費用等かさむ

日本写真印刷株式会社は、2017年3月期(2016年4月1日~2017年3月31日)の連結業績を発表した。

【連結経営成績(累計)】
売上高   :1158億200万円(前期比 3.3%減)
営業損失  :39億400万円(前期は105億4600万円の営業利益)
経常損失  :49億1400万円(前期は92億3800万円の経常利益)
当期純損失 :74億800万円(前期は68億9600万円の親会社株主に帰属する純利益)

同グループでは2015年4月1日から運用を開始した第5次中期経営計画において、変化の激しいコンシューマー・エレクトロニクス分野への依存から脱却するとともに、持続的かつ安定的に収益を確保することのできる事業基盤の確率を急いでいる。当期は、前期の蒸着紙分野に続き、自動車の内装部品や医療機器分野での企業買収により、事業領域の拡大に大きな進展があったが、為替の変動や既存分野における製品需要の低迷、新規受注に伴う先行費用や買収関連の一時費用の計上などにより、想定を下回った。