「プレミアムフライデー」の過ごし方、1位は「旅行」 金曜発の小旅行“金発ツーリズム”が登場?

株式会社博報堂の専門組織「博報堂行動デザイン研究所」は、「プレミアムフライデー」の過ごし方についてアンケート調査した結果を発表した。調査時期は2016年10月で、大都市圏に住む20代~50代の有職男女800人から回答を得た。
「プレミアムフライデー」は、経産省が提唱する新たな余暇時間の通称。月末の金曜日(当面、30日で終わる月の月末に限定)15時終業を推奨するものだ。この調査は、経産省が正式に発表する前の10月末時点に行われているが、その時点で「プレミアムフライデー」の認知率は37.3%だった。性別・年代別では、女性30代は47.0%まで高まっており、注目している様子が伺える。
「プレミアムフライデー」の過ごし方では、「旅行」がトップで31.5%。2位「自宅でのんびり過ごす」(30.3%)が並び、3位「食事」(8.8%)はかなり離れている。旅行の形態(複数回答)では「一泊1.5日の国内旅行(金曜夕方出発、土曜夜帰宅)」が57.4%と、全世代で人気だった。
博報堂行動デザイン研究所では、金曜発の小旅行を「金発(きんぱつ)ツーリズム」と名付け、調査結果から経済浮遊効果を期待しているとコメント。世代のニーズにあわせた商品を提供していくことも重要だと予測している。調査では、40・50代男性は、ユニークな小旅行(友人と行く工場見学ナイトツアーや都内下町散策、絶景夕日撮影ツアー)等の人気が高かった。