KDDI、通信ISP老舗の「ビッグローブ」を子会社化 取得額は約800億円

KDDI株式会社は、ビッグローブ株式会社の買収を発表した。両社の顧客基盤・事業ノウハウなどを活用し、通信領域・非通信領域でのシナジーを図るのが狙い。
12月8日付で、日本産業第四号投資事業有限責任組合などから、全株式を取得する株式譲渡契約を締結した。取得額は総額約800億円。2017年1月末を目途に完全子会社化する。
「ビッグローブ」(BIGLOBE)は、NEC系のインターネットサービスプロバイダ(ISP)として事業をスタート。2006年に独立、2014年にNECが保有株式を売却し、完全な別会社となっていた。資本金は88億8100万円で社員数は467人。
現在ビッグローブは、固定回線のインターネット接続サービスで200万人超の会員、モバイル事業において約40万人のユーザーを保有している。一方KDDIは、固定通信サービス904万契約、auケータイ・スマートフォン等約3,858万契約のユーザーを保有している。