電通、ブラジルのコンサル会社「コジン社」を完全子会社化
株式会社電通の海外本社である電通イージス・ネットワークは、ブラジルの有力コンサルティング会社である「Cosin & Associados Consultoria e Servicos de Informatica S.A.」(コジン社)の全株式を取得することで、同社株主と合意した。
コジン社は2005年に設立。事業コンサルティング、ITコンサルティング、プロジェクトマネジメントを提供しており、ブランドコマースの領域に強みを持っているという。ブラジルの売上高上位25社のうち、7割が同社の顧客とのこと。従業員数は200名で、2015年12月期の収益は4,600万ブラジルレアル(約14.4億円)。
今回の買収は、中南米最大の広告市場であるブラジルにおけるブランドコマースの強化・拡充が狙い。電通は自社グループのグローバルネットワーク・ブランド「Isobar(アイソバー)」のネットワークに、同社を組み込み、戦略的なマーケティングとテクノロジーを活用したソリューションに、コジン社の事業変革に関する専門的なノウハウを組み合わせる方針だ。