マッキャン・ワールドグループ、カデル氏が次期社長に 新体制で日本のリーダーシップを強化

マッキャン・ワールドグループは、2月17日、日本における同社のマネージメントの強化を発表した。

4月1日付で(株)マッキャン・ワールドグループ ホールディングスの共同会長に、並木博氏、片木康行氏が昇進し、同社代表取締役社長兼 CEO にチャールズ・カデル氏が就任し、シンガポールから東京へ拠点を移した。

現在マッキャン・ワールドグループ・アジアパシフィックのプレジデントであるチャールズ・カデル氏は、新職就任後も現職を兼務し、マッキャン・ワールドグループ・アジアパシフィック会長、及び、マッキャン・ワールドグループ・インドの CEO のプラスーン・ジョシ氏と、マッキャン・ワールドグループ・アジアパシフィック副会長、MRM//McCann アジアパシフィック会長、及びマッキャン・ワールドグループ・グレーターチャイナ CEO の三職を兼務するジェッシー・リン氏と共に、アジア太平洋地域を指揮している。

マッキャン・ワールドグループ傘下のモメンタム ジャパンの代表取締役会長を務める並木博氏は、マッキャン・ワールドグループの共同会長に昇進後も、引き続き同職の責任を担う。また、現在マッキャン・ワールドグループ、及び、マッキャンエリクソンの代表取締役社長兼 CEO を務める片木康行氏も同様に、引き続きマッキャンエリクソンの代表取締役社長兼 CEO の責任を担う。

米マッキャン・ワールドグループ会長兼 CEO のハリス・ダイアモンド氏「世界で最も洗練された市場の一つとして、日本は、当社のクライアントに国内外の両方において大きな成長機会をもたらすため、非常に重要視されている。今回、このような形でマッキャン・ワールドグループの連携を促進し、日本への投資を強化することで、クライアントの日本での活動を更に強力に支援していく。」

また、カデル氏については「チャールズ・カデルは、アジア太平洋地域での当社のクリエイティブ力と戦略力を強化する上で多大な功績をあげているだけでなく、積極的に連携し協働する社内文化を構築することで、全てのクライアントに成長機会をもたらしている。日本にも同じような機会があると考え、今回、カデルの担務を拡大することにした。当社にとって、世界で最も重要な市場のひとつである日本に拠点を移し、アジア、及び、世界における今までの経験を存分に発揮してくれることを期待している」と述べている。